SML6 テクニカルノート(資料も含む)

AKTS_SML6に関するテクニカル・ノート、操作説明書、バージョンの更新方法、その他の参考資料を掲載しています。
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SML6_01などの
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SML6_関連の資料を掲載しています。

SML6資料01

SML6_Version6.2以降には新しい機能が追加されています。どのようなコンセプトでVersion6.2が誕生したのかを知るにはRainer Brandsch, (MDCtec)が発表した文献です。
Probabilistic migration modeling focused on functional barrier efficiency and low migration concepts in support of risk assessment
この文献のAbstractはこちらをクリック LinkIcon でご覧になれます。
LinkIcon この内容はテクニカルノートSML_04R.pdfで紹介しています。
この文献情報(PDF)をご希望の方は info@palmetrics.co.jp まで

SML6資料02

JRC_EU規則No.20/2011_移行モデル_実用ガイドライン(英文版)
LinkIconPractical_Guide_Modelling_JRC_2015.pdf
SML6を使うとき、手元に置いて溶出量の予測計算の設定条件がガイドラインに沿っているかを確認するために必須です。
 
JRC_EU規則No.20/2011_移行モデル_実用ガイドライン(日本語版)
LinkIcon欧州JRC「特定移行の推定のための移行のモデル化の適用に関する実用ガイドライン」はこちらから
上記のガイドブックは日本語訳されたドキュメントです。現JCII 化学研究評価機構 食品接触材料安全センターの石動正和さまが翻訳されたもので、SMLユーザが利用することの承諾を得ていますので、このコーナーからダウンロードができるようにしています。

SML6資料03

SML6ソフトウエアとは何か?を簡潔に説明するためSML64ページのパンフレット(2025_04_20 作成)
LinkIconこちらからパンフレット(PDFファイル)がダウンロードできます。

SML6資料04

小冊子の内容をMDCTech社がさらに詳しく説明しています。
年春にMDCtec社のRainer Brandsch,Dr によるSML6セミナーで紹介した説明資料です。
LinkIconSML6セミナー説明資料(パワーポイントファイルはこちらから) 

SML6資料06

EPI SuiteというLog Pow値の検索ソフトウエアがあります。
が提供しています。このEPI  SuiteDownloadできます。
のデータベースにはない自前のデータベースを構築する場合にLog Pow値がオンライン検索できます。AKTS_SMLと一緒に使用すると便利です。 LinkIcon EPI Suite ソフトウエアはここからダウンロードできます。

SML6_関連のテクニカル・ノートを掲載しています。


資料No  タイトル     PDFファイル

SML6_20

PETオリゴマーの溶出量を移⾏モデル(Welle法)でシミュレーションする。

モル体積情報はPubChemmolinspirationデータベースを組合せることによりMoleqular Volume Mv(モル体積)や擬似溶媒のLog_Pow値を検索することができます。Welleアプローチを有効に使うにはツールとして、2つのデータベースの使い方をマスターすることを必要です。molinspirationで化学特性情報を検索 する場合、20237⽉まではSMILES表記による探索が可能でした。20238⽉以降から SMILES表記の探索は廃止になり、 化学構造の2D表⽰を書き込む操作に変更されました。 化学構造の2D表示を書き込む代わりにSDFファイルを使うことで容易に探索可能となる操作手順については、テクニカル・ノートNo.15を参照してください。
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SML6_19

ポリプロピレン(PP)のデータベース(拡散係数)の変更について Version 6.71以降

SML6がVersion 6.71になった時点でPPのPiringer式で拡散係数を決定するパラメータに変更があり、PPに関してはVersion6.62以前と Version6.71以降では算出されるSML値が異なります。
詳しくは本ノートをご覧ください。
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SML6_18

ブレンド・ポリマー・フィルムのガラス転移点温度による拡散係数の推定

異なるガラス転移温度を持つポリマーAとポリマーBのブレンドにおいて、相溶性や非混和性が拡散係数の推定に影響を及ぼします。ポリマーの相溶性が良好であれば、単一のTgが観察され、拡散係数の算出が可能ですが、非混和性の場合はそれぞれのポリマーの特性が影響を及ぼすため、単一のTgを仮定することは難しいとされています。最終的には、実測データを用いた解析により、拡散係数を算出する方法が提案されています。
詳しくは本ノートをご覧ください。
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SML6_17

ガラス転移点温度による拡散係数の推定

旧バージョンでは、TgからのAp_Valueの推定において、温度依存性のあるパラメータAとBが定数として扱われていましたが、Version 6.8ではこれらのパラメータが環境温度に応じて動的に計算されるようになりました。これにより、拡散係数の推定精度が向上し、特にWorstケースとRealisticケースの推定がより信頼性のあるものとなりました。新しい手法では、計算プロセスが簡素化され、環境温度に基づく特定の値が使用されるため、より正確な結果が得られます。Version 6.8の導入により、移行値の予測精度も向上し、従来の手法と比較して大幅な改善が見られます。
詳しくは本ノートをご覧ください。
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SML6_16R

紙パックやLL牛乳パックの表面のインキは牛乳にどれだけ移行(溶出)するでしょうか?

牛乳・紙パックに使用される紙をFCM(食品接触材料)として見た場合に紙の拡散係数をどのように予測するか?が課題になります。しかし紙はPL制度ではFCMとしては規定されていません。紙はポリマー多層膜の一部として使用されるとしても食品とは直接接触していません。しかし移行モデルを使って移行をシミュレーションするには紙を含む多層膜をSML6の中で設定する必要があります。SML6ソフトウエアでは紙をポリマー層として入力するには2つの方法があります。詳しくは本ノートをご覧ください。
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SML6_15

移行モデルのWelle アプローチを採用した場合、モル体積情報が必要です。

モル体積情報はPubChemとmolinspirationデータベースを組合わせることMoleqular Volume Mv(モル体積)や擬似溶媒のLog_Pow値を検索することができます。SML6.7を有効に使うにはツールとして、2つのデータベースの使い方をマスターすることを必要です。
molinspirationで化学特性情報を検索 する場合、2023年7⽉まではSMILES表記による探索が可能でした。2023年8⽉以降から SMILES表記の探索は廃止になり、 化学構造の2D表⽰を書き込む操作に変更されました。
SML6_15のテクニカル・ノートは化学構造の2D表示を書き込む代わりにSDFファイルを使うことで容易に探索可能となる操作手順を紹介しています。
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SML6_14

包装材のさまざまな形状に対応できます。

移行試験をシミュレーションするときの食品包装材のサイズは6面の立方体だけではなく、パウチ状のレトルト食品やお菓子袋などさまざまです。包装材料の疑似溶媒体積に対する比表面積から、疑似溶媒の厚みを算定するのがシンプルな方法です。
比表面積を使って卵パックケースを包装容器を事例として取り上げてみました。乾燥食品の場合、疑似溶媒としてTenaxを使う場合には分配係数は極性スケールを使ってK値を予測することを紹介しています。
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SML6_13

PETに含まれる移行物質の溶出量を予測。 Piringerアプローチ & Welleアプローチ

食品容器用途では再生PETペレットは、石油由来のバージンPET樹脂と同等の高純度と安定した材料特性が求められます。
食品容器用途ペレットについては、高い除染能力を有するプロセスを通して極限まで揮発性有害物質を除去し、食品容器用途の厳しい品質要求に対応しなければなりません。そのために製造には品質管理体制の整備が要求されています。SML6はポジティブ・リスト制度に対応するコンプライアンスを確証する目的だけでなく、より現実的な溶出量を予測するWelleアプローチも対応しています。本ノートではこの2つのアプローチの溶出量を比較しています。
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SML6_12R

⾷品包装材に含まれる移⾏物質の最⼤許容濃度を推定する。

ある溶出条件で⾷品疑似溶媒中の移⾏物質の濃度が10ppb以下とされている場合、包装材中の移⾏物資の初期濃度がどうなっているか?あるいはどれだけ配合が可能か?この情報を知ることがポリマーの配合工程の現場では不可欠な情報です。電卓を使った簡単な比例計算でポリマー中の移行物質の初期濃度を予測できます。PETのVRV3層構造のフィルムを事例としているので、PETの機能性バリアの機能も理解ができます。(2023_11再編集版)
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SML6_11RRR

移行物質,疑似溶媒,食品接触層ポリマーのPolarityから分配係数を推定する極性スケール・アプローチ

SML6.6以降、極性スケール・アプローチによる分配係数の予測機能が付加されました。 Powアプローチでは①Migrant移行物質のLog_Pow値が必要でしたが、極性スケール・アプローチはこれに加え、②疑似溶媒Simurant、③食品接触層ポリマーのLogPow値が必要となります。これらの3種類のLogPowを得るためにはPubChemやMolinspilationなどの化学データベースの利用が必須となります。(2025_05再編集版)
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SML6_10RR

SML6_Version 6.6 は⼀部の疑似溶媒(Contact Medium)Kpf 計算の改良をしました。

Powアプローチによる分配係数の算出は便利ですが、一部の疑似溶媒では実測データが不十分なため、Log_pow値と分配係数のLog_Kpfの関係式のパラメータA,B値が得られないため計算ができません。このため対応できない疑似溶媒に対して、(A,B値が) missingしていると表示されるようになりました。この場合、分配係数は別のアプローチを使って下さい。
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SML6_9R

40℃70℃溶出量実測データ各1点から活性化エネルギーを求める。

SML6の上限値の概念で溶出量を算出する方法では実測値とは異なる大きめの結果が得られます。精度の高い品質管理をする場合には、移行モデルを使うこと自体が不向きな場合があります。PiringerAp_Valueから拡散係数を求めるのではなく、SML6.6のオプション機能であるFitting Moduleを使って溶出試験の実測データから拡散係数や分配係数を求めることができます。Fitting_Moduleには少なくとも温度が異なる実測データの2点から、拡散式をArrhenius式として算出する機能もあります。このようにわずか、1,2点の実測データがあれば、移行モデルの予測精度を格段に向上させることが可能です。
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SML6_8R

FCM_3層ラミネートPETフィルムの機能性バリア効率 

完全機能性バリアの代表例はアルミニウム箔ですが、ポリマー自身にも少なからず機能性バリアの特性を有するものがあります。包装容器のポリマーに含まれる移行物質の移行を遅らせる遅延時間が長く、保管・保存期間に匹敵する場合に機能性バリア特性があると云えます。対象となるFCMポリマーの分子量と比重が得られるならば、In_silico法により妥当性のある拡散係数が得られます。
紹介する内容はテクニカル・ノートNo.SML_04RIn-silico 法による拡散係数の推定手順 確率的移行モデル法の文献の抄訳になっています。
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SML6_7R

Kpf1Kpf1000では溶出量はどれくらい違うの?

拡散係数は経験則のアレニウス式なので拡散定数については理解し易いです。一方Kpfは、移行物質が疑似溶媒に溶けやすいならワーストのKpf=1となるのも理解し易いです。しかし移行物質が疑似溶媒に溶けにくいからKpf=1000というのは11000という数値の差があまりに大きいのでKpf=1の溶出量に比較して1/1000の差になるように感じてしまいます。このテクニカル・ノートを読めばKpfの理解が深まります。
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SML6_6R

SML6 の計算設定条件カテゴリーは3段階あります。

拡散係数と分配係数をどのように決めるかには優先順位があります。
ファイル容量が大きいのでダウンロードには時間がかかります。
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SML6_5

欧州JRC「特定移⾏量推定の移⾏モデル化適⽤に関する実⽤ガイドライン」の部分的紹介

SML6による解析結果がコンプライアンスに準拠する適合宣⾔書(DoC)とするにはどのような条件が必要とするかを簡単に説明しています。 ファイル容量が大きいのでダウンロードには時間がかかります。
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SML6_4R

SML6 Version 6.2がリリースされました。

Version6.06.1と比較して解析機能や使い勝手が改善されたかを説明しています。Version 6.2には画期的なIn_silicoモードが追加されました。2021_04_24に掲載内容を追加編集しています。
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SML6_3

SML5.**からSML6.へのアップグレードで改良された点  

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SML6_2

リサイクルにおけるPETボトル容器の汚染/ワーストケース  

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SML6_1

SET_OFF解析機能(裏移り現象解析)とは

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